がん登録中級問題をもっと練習したいと思ったことはありませんか
YouTubeで問題を投稿しようとしていましたが、手作業が多く、継続が難しいと感じていました。
そこで、標準登録様式と部位別テキストを NotebookLM に読み込ませ、問題を自動生成する方法を試してみました。
目的はひとつです。
自分の資料から、自分専用の問題集を作れる環境を作ることです。
同じように「問題演習が足りない」と感じている方には、役立つ方法かもしれません。

NotebookLMでがん登録中級問題を作成
NotebookLMでは、PDF資料を根拠としてAIが問題と解説を生成します。
インターネット全体から曖昧な情報を集めるのではなく、自分が読み込ませた資料の内容だけを参照して回答するのが特徴です。
そのため、標準登録様式や部位別テキストを読み込ませておくことで、それらに基づいた根拠のある問題演習ができます。
また、回答に該当ページを示すよう設定しておくと、解説を読むだけでなく「テキストを開いて確認する習慣」も自然と身につきます。
画面構成
NotebookLMの画面は3つのエリアに分かれています。

ソース(左)
部位別テキスト・標準登録様式のPDFを読み込む場所
→ 入れた資料のみを根拠に作成します
チャット(中央)
追加解説を依頼したり、質問を行える場所
Studio(右)
実際に問題を解く問題集の画面
問題作成プロンプト
次の指示を入力すると、中級レベルの問題を生成できます。
あなたは院内がん登録の指導者で、国立がん研究センターの中級問題出題者です。 標準登録様式と部位別テキストの内容に基づき、 中級認定試験レベルの問題を1問ずつ出題してください。まずは10問お願いします。 ・四択問題 ・TNM分類または多重がん判断を中心に ・解答後、根拠を簡潔に解説(対象テキストのページ数を明記) ・誤答選択肢がなぜ違うかも説明 ・難易度は院内がん登録中級者向けこの設定だけで、実践的な問題演習が可能になります。
あなたは院内がん登録の指導者で、国立がん研究センターの中級問題出題者です。 標準登録様式と部位別テキストの内容に基づき、 中級認定試験レベルの問題を1問ずつ出題してください。まずは10問お願いします。 ・四択問題 ・TNM分類または多重がん判断を中心に ・解答後、根拠を簡潔に解説(対象テキストのページ数を明記) ・誤答選択肢がなぜ違うかも説明 ・難易度は院内がん登録中級者向け
この設定だけで、実践的な問題演習が可能になります。
このプロンプトの使い方
コピーした文章を、そのまま NotebookLM の「クイズ作成」やチャット欄に貼り付けるだけで問題が生成されます。
難しい設定は必要ありません。
資料を読み込ませてから実行するだけです。
まずは、1日自分ができる問題数にカスタムして、作成してみてください。
問題作成手順
- 標準登録様式・部位別テキストのPDFをソースに追加
- 上のプロンプトを貼り付ける
- 問題が出たら答える
- 根拠ページを開いて確認する
簡単にひとつの学習サイクルが完成します。
学習の流れ
問題を選んで終わりではありません。慣れるまでは次の流れで、根拠を確認しましょう。

① 問題を解いたら、「説明」ボタンで根拠を確認
Studio > アプリ > がん登録問題集 で回答します。
回答すると
・正誤判定
・短い解説
・参考ページ
が表示されます。
まずは「根拠がどこにあったか」を確認します。
さらに理解するため、「説明」ボタンを押します。
② 質問が自動で生成
「説明」ボタンを押すとAIが自動で質問を作成し、資料に基づいた詳細解説を行います。
③ 解説を深める
チャット内で解説をしてくれます。
これで、解く → 根拠確認 → 解説理解のサイクルが1問ごとに作れます。
納得いくまで質問をして答えてもらうと良いでしょう。
出題例:胆嚢癌の遺残R
こんな問題、更新試験に出ないでしょ……?と思わずツッコミたくなる問題も出てきます。

でも、これは知識量を問うというより、部位別テキストを手早く開き、根拠を確認できるかを見る問題なのかもしれません。
肉眼的遺残なし、上皮内進展による断端陽性
答え:R1cis
上皮内進展による遺残は、単なるR1ではなくR1cisとして記載されます。
このように、知識暗記ではなく「テキストの根拠を探す力」を鍛える問題も作成されます。
NotebookLMで学ぶメリット
- 普段使う資料から出題される
- 無料で問題集を作れる
- 根拠確認の習慣がつく
- 動画・スライド・音声などに出力できる
- 知識の抜けを発見できる
試験勉強というより、日常的な知識点検ツールとして有効です。
ただし最後は「人の問題」に戻る
中級試験には独特の出題傾向があります。
AI問題は理解を広げるのに有効ですが、それだけでは十分ではありません。
AIで理解を広げる
人の問題で感覚を合わせる
この併用が現実的な対策になります。
現在、一問一答を動画として公開しています。
問題の雰囲気を知りたい方はこちらから確認できます。

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