登録くんと一緒に、国立がん研究センター『がん情報サービス』の公開データを図解でやさしく学ぶ「やさしいがん統計ガイド(Easy Cancer Analytics Guide)」のホーム画像です。 Learn with Touroku-kun about public data from the National Cancer Center’s Cancer Information Service, explained gently with illustrations in the Easy Cancer Analytics Guide homepage image.
Excel Challenge

Excel Chart Challenge|【C3】ダブルドーナツチャートに挑戦(問題編)

Excel Chart Challenge では、
完成イメージ(下図)を目指して、みなさんが自由な方法でチャートをつくっていく
チャレンジ企画です。

“完成イメージという地図”を手にゴールを目指すことで、あなたの Excel 力がぐっと引き出されるはずです。

答え合わせは、Excel Chart Challenge|【C4】ダブルドーナツチャートのつくり方(解答編)でやさしく解説していきます。

完成イメージはこちらです。

【今回のお題】

2023年の院内がん登録データを、「部位別件数」のダブルドーナツチャートにしよう!

ここからは、実際に手を動かしてチャートを作るパートです。まずは使用するデータを確認し、あなたのやり方でExcelチャートを完成させてみてください。

使うデータ:2023年の院内がん登録データ

2023年の院内がん登録データは、院内がん登録全国集計結果閲覧システム(0年)から取得します。

今回の条件は、グラフのタイトルに書いてあります(北海道の大学3施設)。

登録くん
登録くん
yoko先生、今回は円グラフですね。
見やすいですけど…作るのはむずかしそうですね。
YOKO先生
YOKO先生
そうです、登録くん。
ちょっと手を加えるだけで、この前のデータから簡単に円グラフが作れますよ。
まずはダウンロードデータを開きましょう。

ダウンロードデータを開く

使用するのは、【5】院内がん登録データを手に入れよう でダウンロードしたデータです。【6】Excelで整えて分析しやすくしよう で整えた元データが必要になります。まだの方は、そちらを参考にしてください。

ダウンロードデータを手にしたら、チャレンジスタートです!

登録くん
登録くん
これでデータの準備はできましたね。
よし、スタートします!
YOKO先生
YOKO先生
今回もマリオのBダッシュみたいに、
サクサク進めるかしら?

ヒント1:大学病院3施設を抽出

ここからはヒントです。
見たくない人は、これ以上スクロールしないでくださいね。

登録くん
登録くん
この表、そのまま使うんですか?
ヒントください…
YOKO先生
YOKO先生
うーん、そのままではグラフにしにくいわね。
ポイントは、使うデータだけ しぼり込むことよ。

【ヒント1】使うデータだけ「しぼり込む

ヒント1:大学病院3施設だけにする

北海道全体から大学病院だけをしぼり込みます。フィルター機能を使って「テキストフィルター」に「大学」と入力してください。

ヒント2:大学3施設の合計を出す

登録くん
登録くん
このままの表でも、合計って出せますよね?
わざわざ外にコピーするんですか…?
YOKO先生
YOKO先生
いいところに気づきましたね。
グラフ用の合計は「元の表の外」で作るのがコツよ。
そのほうが、あとで修正もしやすいの。

【ヒント2】ダブルドーナツの件数は「3施設の合計

ヒント2:ダブルドーナツ用の合計値

まず、しぼり込んだ大学3施設のデータだけを表の外にコピーします。その数字を、SUM関数(Σ・オートSUM)で足し算すれば、ダブルドーナツ用の合計ができます。

YOKO先生
YOKO先生
合計は、 SUM関数(Σ・オートSUM)ですよ。
YOKO先生
YOKO先生
合計を1つ出したら、 黒十字キーで右にコピー します。
登録くん
登録くん
わあ、黒十字キーで横にコピーですね!
かんたんです!

ヒント3:グラフを作る前に

登録くん
登録くん
合計もそろいましたし、
このままグラフを作っていいんですよね…?
YOKO先生
YOKO先生
ちょっと待って、登録くん。
その前に「値で貼り付け」にしておくのが大事なポイントよ。
関数のままだと、あとでデータがずれてしまうことがあるの。

【ヒント3】関数は「値」にしてからグラフを作る

ヒント3:関数は値で貼り付け

合計を出したセルは、SUM関数のままではなく「値」に変えておきます。

・合計の範囲を選択して、コピー
・そのまま同じ場所で、右クリック →「値の貼り付け」

これで、関数ではない「固定された数字」になります。

登録くん
登録くん
なるほど…先に値にしておくと、あとでズレなくて安心なんですね!

ヒント4:表の向きを変えて、多い順に並べよう

登録くん
登録くん
先生、この表、横に長いままでも大丈夫ですか…?
なんだか見づらいです…。
YOKO先生
YOKO先生
いいところに気づいたわね、登録くん。
横長の表は、縦長に変えてから「多い順」に並べ替えると、グッと見やすくなるのよ。

【ヒント4】横長 → 縦長 → 多い順

ヒント4:横長の表を縦長にして並び替え

に並んでいるデータを、「部位名」と「合計件数」だけコピーして、縦ながの表に並べ替えます。

「行/列の入れ替え」で貼り付けるとできます。「部位名」と「合計件数」の 2列だけのシンプルな表を作ります。

作った表を選択して、多い順(降順)に並び替えます。

これで、どの部位が多いのかが一目で分かる表になります。

登録くん
登録くん
わあ、上から見るだけで、多い順がすぐ分かりますね!

ただいま個別指導中
ただいま個別指導中
登録くんにもわかる解説を、一生けんめい考え中です。

coming soon!

解説がなくても、Excel操作ができる人は進めてください。

【手順】北海道の大学病院3施設の合計値をコピー

1.「施設」セルをクリック
2. “Ctrl” キーを押したままにする
3.次にコピーしたいセル(または範囲)をクリックする
4.右クリック →「コピー」、Ctrl+CでもOKです。

二重ドーナツグラフ用の元データに整えるポイント

登録くん
登録くん
表ができたので、このまま円グラフにしてもいいですか?
YOKO先生
YOKO先生
ちょっと待って、登録くん。
そのままでも作れますが、少し整えるともっと見やすいグラフになりますよ。
登録くん
登録くん
だんぜん、右のほうが見やすいですね。
ドーナッツみたいで、おいしそうです。
YOKO先生
YOKO先生
いいところに気づきましたね。
このグラフは、”二重ドーナツグラフ(double donut chart)”と呼ばれるんですよ。
登録くん
登録くん
細かい部分がまとまっていて、見た目がすっきりしてますね。
とっても、見やすいです。
YOKO先生
YOKO先生
そうですね。
では、表を整えていきましょう。
まず、多い順に並び替えます。

部位の件数を多い順に並び替えたら、次は、右側に「割合」の列をつくります。

【手順】
1. 列の見出しに「割合」と入力
2. 乳房の件数 ÷ 合計($で固定)で計算
3. 計算結果を%表示に変更
4. 小数点1桁に整える

※ドル記号($)は“絶対参照”の意味で、行や列が動かないようにする働きがあります。

セルの右下をダブルクリックして、下の行まで一気にコピー。

coming soon!

Excelで二重ドーナツグラフを作成する手順

YOKO先生
YOKO先生
見やすくするために、7割以上と9割以上で数字をまとめます。
二重ドーナツグラフの元データはこちらです。

【2重ドーナッツの元データ】

登録くん
登録くん
足し算で出来そうな表ですね。
やってみたいです!
YOKO先生
YOKO先生
では、先ほど作った”割合”列の右側に
”累計割合”の列を作りましょう。
YOKO先生
YOKO先生
下にも書式をコピーしましょう。
登録くん
登録くん
セルの右下で黒十字キーをダブルクリックですね!
YOKO先生
YOKO先生
できたら、
・70%をこえたセルと
・90%をこえたセルを
ぬりつぶしましょう

このとき、%の表示に変えるのには、

・パーセントスタイル
・小数点以下の表示桁数を増やす
で変えられます。

グラフを見やすくするコツ

凡例を消す

線や枠を太くする

タイトルを設定

データラベルを表示

文字サイズを調整

母数(n=7029)の明示

二重ドーナツグラフにおける母数(n=7029)を明示して、全体規模を可視化します。

円グラフは割合を示すグラフですが、割合だけでは母数が不明です。

「N=7029」のように総件数を示すことで、この割合が何件に基づいているのかがわかります。

例:20%という数字も、N=50とN=5000では意味が全く異なります。特に医療データや院内がん登録のような症例数を扱う場合、母数の明示は必須です。これにより「割合だけでなく件数も一目でわかる」グラフとなり、信頼性と解釈の正確性が高まります。