がん登録中級試験では、多くの受験者が 「時間が足りない」 と感じます。
見に行ける資料があるのに解き切れません。
これは 知識量の問題ではなく、判断の速度の問題 です。
ここでは、CBT形式の特徴と、なぜ試験で迷いが生まれるのかを整理します。
試験形式(CBT)
中級認定試験・更新試験は、CBT(会場型コンピュータ試験)選択式です。合格を分けるのは、知識の量だけではなく「必要な根拠を瞬時に引き出せるか」です。特に解剖生理は練習問題が少ないため、意図的な補強が必要です。
2020年以降の変更で、自宅学習や各都道府県会場での受験が可能になり、働きながらの計画的学習がしやすくなりました。
2020年以降は新型コロナウイルス感染症の影響によりCBT形式となりましたが、それ以前は、東京・築地にある国立がん研究センターで中級講習と試験が実施されていました。
出題の特徴
- 選択肢から正答を選ぶ形式
- 知識だけでなく判断力・理解力が重視される
- 「時間が足りない」と感じる受験者が多い(思い出す速さが重要)
- 解剖生理分野は確認問題が少なく、対策が立てにくいのが現状
試験は単なる暗記力のチェックではありません。実務で調べられる内容を即座に判断できるかが問われます。
なお、中級試験は、「がん診療連携拠点病院等の整備に関する指針」に基づき位置づけられた、制度上の試験です。
単なる知識確認ではなく、院内がん登録の質を担う実務者としての判断力が求められていることを、改めて意識しておく必要があります。
※制度の背景を知りたい方は【E4】をご覧ください。
試験会場での注意事項:資料を開くと問題は見えなくなります

※2025年の更新試験では、次のような不具合がありました。2026年以降は仕様が変わるのかもしれませんが、参考までにお読みください
CBT試験(コンピュータ・ベースド・テスティング)で最も気をつけたいのが、資料参照時の画面切り替えです。
上の画像(AI生成によるイメージ図)をご覧ください。
- 初期状態: 左側に資料のインデックス、中央に問題文と右側に選択肢が表示されています。
- 資料表示後: 資料を選んで開くと、問題文の前面に覆いかぶさるように表示されます。
左右にも動かせず、大きさを変えることもできません。
⚠️ ここが落とし穴! 資料を開くと、元の問題文や選択肢が見えなくなってしまいます。 「資料を見ながら回答する」という作業ができないため、資料を開く前に問題の要点をメモしておくか、頻繁に画面を切り替える必要があることを覚悟しておきましょう。
対策(重要)
「資料を見ながら回答する」という作業ができないため、以下のステップを徹底してください。
- 資料を開く前に「要点」をメモする
何を探すべきか(部位、コード、特定の条件など)を書き残します。 - 資料で答えを見つけたら「すぐメモ」する ここが重要です!
資料を閉じた瞬間に答えを忘れてしまうことがあるため、判断したした答えをしっかりメモに書き留めます。 - 「資料を閉じてから」選択肢を選ぶ
問題やキーワードをメモ → 資料確認 → 資料をとじて選択肢を選ぶ
📝 アドバイス
画面が資料で埋まると「頻繁に画面を切り替える」必要があり、時間がなくて焦ります。
しかし、急がば回れです。 落ち着いてメモを取り、この手順を繰り返すこと。 このルーチンを意識するだけで、資料の確認ミスが防げ、迷いが大幅に減ります!
次に進む場所を選んでください
- 試験の意味を理解したい → 【E4】制度と役割
- 受験できるか確認したい → 【E3】受験資格と4つの壁
- まず実力を試したい → 【E5】確認テスト10問


X