2.1 情報源「国立がん研究センターがん情報サービス」を検索
全国がん登録はデータが公開されていて、ダウンロードもできるんですよ。
まずは、Googleの検索画面で 「がん 情報」 と入力してみましょう。
「がん情報サービス」というサイトが出てきました。
さっそく開いてみましょう。
国立がん研究センターが運営する信頼できるサイトですよ。

【ポイント】
・Googleで「がん 情報」と検索
・「がん情報サービス」のサイトを開く(国立がん研究センターが運営)
※ほかにも検索方法はたくさんあります。あくまで一例です。ご了承ください。
2.2「国立がん研究センターがん情報サービス」
いろんな情報があって、どこを見たらいいか迷っちゃいますね。
今回はがんデータをダウンロードすることが目的です。詳しい話は、また後でにしましょう。
黄色くマークされている部分ですよ。
「がん統計」をクリックしますね。

【手順】
・国立がん研究センターが運営するがん情報サービスのトップページを開く
・画面右上の「がん統計」(黄色く塗りつぶされている部分)をクリック
2.3 ダウンロードする集計表の場所
なんだか、いっぱいありますね…。

たくさんありますが、このページは大きく5つに分けられているんですよ。
- 主な統計情報
- データセンター
- 報告書
- Q&A/用語集
- がん登録
あぁ!
ダウンロードという言葉をみつけました!
データセンターの「集計表ダウンロード」の中ですね。
「集計表ダウンロード」をクリックすれば集計表がダウンロードできます。
ここは、がんに関する情報の貯蔵庫と言っても間違いではないですね。
【ポイント】
・ダウンロードデータは、「データセンター」の「集計表ダウンロード」
2.4 全国がん登録データをダウンロードする
どのファイルをダウンロードすればいいですか?
「全国がん罹患データ(2016年~2021年)」をダウンロードしてください。
ファイル名は、cancer_incidenceNCR(2016-2021).xls(894KB)と書いてあります。
2.罹患
1)全国がん登録
の中にありました!

【手順】
・「集計表ダウンロード」のページを開く
※「2. 罹患」 > 「1) 全国がん登録」 > 「全国がん罹患データ(2016年~2021年)」の欄
・cancer_incidenceNCR(2016-2021).xls をダウンロード
※毎年更新されていきますので、最新年のものを取得お願いいたします。
「患者」や「患う(わずらう)」という言葉にも使われていますね。
罹患の「罹(り)」は、「かかる」という意味です。
つまり「罹患(りかん)」とは、病気にかかることを意味します。
今回ダウンロードするのは「全国がん罹患データ(2016年~2021年)」なので、全国がん登録で、どれくらいの人ががんにかかったか(=罹患数)がわかるんですね。
全国がん登録での罹患数になります。
「全国がん登録」については前に説明したのを覚えてますか?
2.5 全国がん登録とは
「全国がん登録」って、「院内がん登録」と何がちがいましたか?
全国がん登録については、【0. がん登録とは?】で説明してあります。
何度でも勉強してくださいね。
2016年から2021年と書いてますが、その前のデータはないんですか?
それ以前は都道府県別で集計されていて、全国規模では正確な罹患数はわかっていなかったんですよ。
データを取り続けてくださった多くの方々のおかげで、今こうして信頼できる数字を確認できるようになったんです。
【解説】
全国がん登録は、「がん登録等の推進に関する法律」により2016年から開始されています。これによって、全国の医療機関から報告された実際のデータをもとに、毎年正確な罹患数を把握できるようになりました。
全国がん登録からは、主に次のようなことが分かります。
- 罹患数(りかんすう):新たに診断されたがんの件数
- 罹患状況:がんの種類、年齢、性別ごとの傾向
- 地域差の傾向:都道府県や医療圏ごとのがん発生状況
- 生存率:がんの診断から5年、10年後に生存している人の割合
全国がん登録についての詳しい説明は、【0. がん登録とは?】でご確認ください。
全国がん登録のデータは誰でもアクセス可能
僕も分析したら、自分や家族の健康管理に活かせでしょうか?
じつは、全国がん登録データは、誰でもアクセスができるんですよ。
全国がん登録について、もっと詳しく知りたい場合は、どこを見ればいいんですか?
全国がん登録により、私たちはがんの現状を正しく理解し、自分や家族の健康管理に活かすことができる時代に生きています。その背景には、全国がん登録のような仕組みがあり、誰でも信頼できる情報にアクセスできるおかげです。
全国がん登録に関する詳しい情報は、がん情報サービスの公式ページで確認できます。ここでは全国がん登録の目的、制度の概要、データの利用方法などが詳しく解説されています。https://ganjoho.jp/public/institution/registry/national.html
2.6 ダウンロードファイル(Excelファイル)を保存する
次はどうしたらいいですか?
【手順】
- ダウンロードフォルダを開く
- 「cancer_incidenceNCR(2016-2021)」を開く

【手順】
編集を有効にする
編集を有効にして、EXCELブックに保存し直しましょう。

【手順】
・編集を有効にする
・ファイルの種類を「Excelブック」にする
・名前をつけて保存する



【手順】
・ファイル名を 「全国がん登録(2016-2021)」 に変更して保存
・ダウンロードフォルダに 新しいエクセルファイル を保存
2.7 まとめ
これで、全国がん登録データをダウンロードできましたね。
次は、このデータを使ってExcelで分析してみましょう。
- データは「がん情報サービス」で入手できます
- ダウンロードしたファイルは「全国がん登録(2016-2021)」です
- これからExcelで分析するための準備が整いました
続きは、【3.】がんを多い順に!がん統計の分析にて分析をしていきましょう。








